全国里親会問題 新聞報道から内閣府勧告と補助金廃止までのいきさつ
全国里親会の問題が初めて世間に明らかになったのは、平成28年1月の毎日新聞の報道だった。
この記事を皮切りに、研究補助金の目的外利用等が報道されているので、毎日新聞のサイトで検索されたい。
今までのいきさつを時系列に簡単に書き示しておく。
平成28年2月 ずさん決算及び監査報告書に監事本人のものではない
署名があった件で、内閣府が立入検査
平成28年7月 内閣府勧告
勧告書リンク:
https://www.koeki-info.go.jp/other/pdf/280722_kankoku.pdf
平成28年8月末 勧告書への回答期限
平成28年8月末 厚生労働省が全国里親会への研究補助金を廃止
平成28年10月 理事、監事、評議員が辞任。新役員の着任
平成28年11月 「1億円の匿名寄付」があったと全国里親会が発表
(寄付の時期など詳細は不明)
勧告書への回答内容は納税者に説明されておらず、新理事・監事・評議員の選出経緯も説明されていない。ずさんな経理を行っていた事務局長と事務職員は職にとどまり、里親に著しい迷惑をかけた反省がみられず、今後も適正な経理が行われる保障はない。