全国里親会 内閣府の勧告・研究補助金廃止後のそれから

里親で構成されていない団体が里親会を名乗って里親に迷惑をかけている件

全国里親会問題 国民への誠実さを欠いた全国里親会

 全国里親会問題ブログ再開 国民への誠実さを欠いた全国里親会の対応

 内閣府から全国里親会が勧告を受けてから3か月以上が経った。理事達が役を辞すつことを受け、当ブログは新生・全国里親会の門出を祝い、一度は閉鎖した。しかし、同じく勧告を受けた他公益団体のその後に比べると、現在でも、改善の進捗が国民に明らかにされていない。

 以下の事柄は、新聞記事、勧告書、全国里親会の出版物を読んで、当ブログが抱いた素朴な疑問である。当ブログは納税者という立場でブログを書いているので、全国里親会の内部にある細かい事について問題を提起することができない。

1 全国里親会は勧告書で指摘された内容について、どう対処したのか、一切公表していない。

2 勧告後に改善委員会が設けられたらしいが、委員の名前と所属を公にしていない。委員はだれがどのように決めたのか?また委員会の業務内容と記録も公になっていない。

3 新役員が決まった経緯を公にしていない。誰が新理事・監事・評議員を決めたのか。また、旧理事・旧監事・旧評議員は、新役員選出に関わったのか?

4 旧理事・旧監事・旧評議員で、現在も体制に影響を及ぼす立場にある人物はいるのか?今までなかった名誉職ポストをつくることで、不祥事で役から降りた旧運営陣が組織にしがみつき、改善が進まないことがある。

5 問題のある経理を担当していた事務局長と事務職員の進退が公にされていない。事務局長と事務職員の処遇は現在どうなっているのか?

6 内閣府への提出書類作成を依頼している税理士の選任の経緯と名前を全国里親会は公表していない。だれがどのように税理士を選んだのか?

7 全国里親会は、目的外利用が疑われている研究補助金を返還するか否かについて、公にしていない。全国里親会の主張では、厚生労働省が研究補助金の目的外使用を許可したとされているが、当ブログは、業務に関係のない人間の人件費1人分が賄われる補助金の存在を一度も聞いたことがない。

 納税者は税金の使い道について意見する権利を有するし、公益財団法人である全国里親会は税金が優遇される分、納税者に対して、勧告までの経緯や勧告の実施状況を説明する義務がある。

 一度は閉鎖した当ブログだが、同じく勧告を受けたいくつかの公益法人に比べ、勧告から数か月を経ても国民に分かるような手段で改善の進捗状況が知らされていない。全国里親会の国民への誠実さを欠いた対応を指摘するとともに公益情報の提供を兼ねて、再開することにした。

 次回のブログ更新からは、今までのいきさつを簡単に振り返り、過去に内閣府勧告を受けた8つの公益法人の勧告後の対応、過去に目的外利用のあった研究補助金の返還例について調べ、書いていく。

 

ブログ運営について

 当ブログの趣旨は里親と子供達のために全国里親会が公益法人として当然の運営ができるのか、納税者として調べ意見し、微力ながら社会の役に立つことである。以前と同じく、公共機関に問い合わせた情報やすでに公になっている情報を元に、ブログ運営する。

 当ブログは法律を順守しており、違法な手段で情報を入手したり、個人情報を曝したり、誹謗中傷するものではない。

 以前、当ブログに対して、匿名の書き込みは信用できない旨の批判があったが、すべてのネット上の書き込みがそうだとはいえない。物事を批判的に考えることができない思考停止に陥っている人間や、インターネット上には匿名がないことを知らない者の発言である。

 今後、ブログに非公開コメント欄を設けて、読者やマスコミが書き込めるように設定することも検討している(書き込まれたコメントは誹謗中傷でない限り公開しない)。コメントを書き込む方には事実と推測を分けて書くこと、情報源は自分なのか他人なのか意識して書くこと、全国里親会関係者への誹謗中傷は許されないこと等、倫理観を持つことをお願いする。

 当ブログは誹謗中傷に対して毅然として対応する。当ブログへの誹謗中傷は当ブログだけでなく、ツイッターフェイスブックなどで全て公開し、誹謗中傷を行った者のIPアドレスも公開し、しかるべき機関へ住所氏名の公開を求める。また全国里親会からクレーム等があった場合のやりとりも全公開する。法律を順守し意見する納税者の口を塞ぐ行為は許されない。

勧告書リンク

https://www.koeki-info.go.jp/other/pdf/280722_kankoku.pdf