全国里親会 内閣府の勧告・研究補助金廃止後のそれから

里親で構成されていない団体が里親会を名乗って里親に迷惑をかけている件

アクセスのお礼及び全国をカバーする里親当事者団体がない問題について

 ブログを再び開始して、すぐにアクセスがあり、一度閉鎖したにも関わらず、再開始を待ってくださってていた方々がいるとわかった。お礼申し上げる。当ブログは全国里親会を見守ってきたが、新体制になったとは言い難い不透明案件が次々発生し、閉鎖を決め込んでいることができなくなった。

 検索してブログに来てくださった方々は、目当ての記事がすでに削除されているのに気が付かれたと思う。検索サイトには過去記事のキャッシュがまだ残っているようだ。アクセス解析によれば、研究補助金の目的外使用の記事にとりわけ高い関心が集まっている。

 全国里親会の理事に大学教授が着任したことで、当ブログとしても、彼らがどのような職業上の倫理観を持って、研究補助金を国に返していくのか、納税者としてじっくり見て行く。大学教授理事が在籍している大学では、研究補助金が目的外使用されたことなどないはずだろうから、しっかり返していくはずであろう。大学の経理係が教員と院生を差し置いて、公的な研究補助金を自分の給与にすることはありえないのだから

 アクセスに加えて情報も集まってきている。お礼を申し上げる。結論を出すには時期早々だが、里親に迷惑をかけ、里親をないがしろにしてきた当事者団体ではない全国里親会を変えるよりも、里親が自ら、全国の里親の声をまとめる当事者団体をつくるほうが前向きだし、断然に速いそして、補助金ありきで運営するのではなく、里親と子供が健やかに生活していけるよう、アクションを起こしていくべきである。当事者団体に擬態化した「当事者もどき」は結局のところ、中央官庁の天下りにかき回されたり、不祥事の温床になる運命なのだから。

 当ブログツイッターアカウント:@kateitekiyogo

全国里親会が主催したIFCO大阪世界大会の大会収入5,700万円はどこに消えた?

 IFCO2013大阪世界大会の収支問題が「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」の調査により、明るみになった。

 IFCOは、International Foster Care Organization( 国際フォスターケア機構) の略で、子ども中心の社会的養護と家庭養護の促進と援助を目的とした国際的ネットワーク機構である。IFCO世界大会は隔年で開催されており、平成25年に全国里親会及びIFCO2013大阪世界大会実行委員会の主催により、大阪で開催された。

 「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」が指摘した収支問題(一部)。


Ⅰ IFCO開催の前年である平成24年度収支決算書では、3,331,100円の特別会計(IFCO大阪大会)残高が報告され、財産目録にも同額が掲示されている。大半は三菱UFJ銀行六本木支店に預金されていた。
Ⅱ ところがIFCO開催年度である平成25年度の決算報告書には、特別会計(IFCO大阪大会)の記載がない。銀行の残高は、現金・預金ともに0円となっている。特別会計(IFCO大阪大会)の収支計算書と監査報告がない。
Ⅲ 平成25年度事業計画では、「里親制度の普及啓発事業(特別会計)」として、「IFCO2013大阪大会の開催」があげられているが、収支決算書からは消えている。さらに、内閣府に提出した収支決算書では、IFCO世界大会の収入は、24,971,984円となっている。3,200万円と推測される参加費収入は、内閣府に提出した決算書にも記載はなく、支出の部は0円となっている。
 内閣府に提出した特別会計(IFCO大阪大会)の収入24,971,984円と、大会参加費の概算32,095,500円を合わせると、57,067,484円になる。5,700万円もの特別会計(IFCO大阪大会)収入はどこに消えたのか?

Ⅴ このような不明朗な収支決算報告を行った役員及び事務局の責任の所在をあきらかにし、しかるべき処置を行うべきである。

 

 なお、5,700万円問題が明らかになったのは「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」が、公表済みの収支決算書やIFCO大会案内チラシを分析した結果であることを書き添えておく。

当ブログの意見

  現理事長は当時、問題の決算書を承認した理事の1人だったので、いきさつを包み隠さず納税者に説明するべきである(ずさん決算を承認し、理事としての責任を果たさなかった人がなぜ現理事長になったのか、そのいきさつも説明するべきである)。

 

「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」様

 公益性の観点から、「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」様が作成した印刷物(平成28年11月12日付)の内容を紹介しました。問題がありましたら、迅速に対応しますので、コメント欄まで連絡いただけると幸いです。「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」様の調査により、この問題を児童福祉関係者間で共有できたことに感謝致します。

「親が育てられない子どもを家庭に!里親連絡会」様のサイト

http://satooya-renrakukai.foster-family.jp/

 

 

全国里親会問題 新聞報道から内閣府勧告と補助金廃止までのいきさつ

 全国里親会の問題が初めて世間に明らかになったのは、平成28年1月の毎日新聞の報道だった。

mainichi.jp

 この記事を皮切りに、研究補助金の目的外利用等が報道されているので、毎日新聞のサイトで検索されたい。

 今までのいきさつを時系列に簡単に書き示しておく。

平成28年2月   ずさん決算及び監査報告書に監事本人のものではない

         署名があった件で、内閣府が立入検査

平成28年7月   内閣府勧告 

         勧告書リンク:

         https://www.koeki-info.go.jp/other/pdf/280722_kankoku.pdf

平成28年8月末  勧告書への回答期限

平成28年8月末  厚生労働省が全国里親会への研究補助金を廃止

平成28年10月   理事、監事、評議員が辞任。新役員の着任

平成28年11月   「1億円の匿名寄付」があったと全国里親会が発表

         (寄付の時期など詳細は不明)

 勧告書への回答内容は納税者に説明されておらず、新理事・監事・評議員の選出経緯も説明されていない。ずさんな経理を行っていた事務局長と事務職員は職にとどまり、里親に著しい迷惑をかけた反省がみられず、今後も適正な経理が行われる保障はない。

 

 

ずさん決算で内閣府勧告を受けた全国里親会に匿名寄付1億円

 今回は、全国里親会のいままでのいきさつを書く予定だった。しかし、勧告後の具体的な改善に関して、納税者に説明を怠っている全国里親会に新たな不透明な出来事が起きたため、それについて書き示す。

 

 全国里親会に匿名で1億円が寄付されている。公益法人として極めて恥ずかしい内閣府勧告を受けた全国里親会に対する高額の寄付に、頭を傾げる者は少なくない。勧告後の具体的な対処を発表せず、納税者に対して誠実さを欠いた団体に寄1億円の寄付をする人は本当にいるだろうか?なぜ、匿名なのか?

 全国里親会がずさん決算をどう修正したのか、全国里親会はいまだに納税者に説明をしていない。ずさん経理に直接関わった全国里親会の事務局長と事務職員が職を離れたという公式発表は全国里親会の出版物や会報等でされていない民間企業では、金銭面で不祥事を起こして新聞で報道までされた人物が職に留まり続ける話を聞かない。事務局長と事務職員の処遇について全国里親会の新理事長は納税者に説明するべきである。

 なにより、公益法人である全国里親会に対して、納税者は寄付1億円の経緯や使い道に対して厳しく監視の目を光らせるべきである。

 

 当ブログに対して批判をする者に告ぐ。批判する前に、寄付1億円について、全国里親会に直接連絡して確認すること。次に、1億円の取り扱いに対して内閣府に連絡をして問い合わせること。

 

 

 

 

全国里親会問題 国民への誠実さを欠いた全国里親会

 全国里親会問題ブログ再開 国民への誠実さを欠いた全国里親会の対応

 内閣府から全国里親会が勧告を受けてから3か月以上が経った。理事達が役を辞すつことを受け、当ブログは新生・全国里親会の門出を祝い、一度は閉鎖した。しかし、同じく勧告を受けた他公益団体のその後に比べると、現在でも、改善の進捗が国民に明らかにされていない。

 以下の事柄は、新聞記事、勧告書、全国里親会の出版物を読んで、当ブログが抱いた素朴な疑問である。当ブログは納税者という立場でブログを書いているので、全国里親会の内部にある細かい事について問題を提起することができない。

1 全国里親会は勧告書で指摘された内容について、どう対処したのか、一切公表していない。

2 勧告後に改善委員会が設けられたらしいが、委員の名前と所属を公にしていない。委員はだれがどのように決めたのか?また委員会の業務内容と記録も公になっていない。

3 新役員が決まった経緯を公にしていない。誰が新理事・監事・評議員を決めたのか。また、旧理事・旧監事・旧評議員は、新役員選出に関わったのか?

4 旧理事・旧監事・旧評議員で、現在も体制に影響を及ぼす立場にある人物はいるのか?今までなかった名誉職ポストをつくることで、不祥事で役から降りた旧運営陣が組織にしがみつき、改善が進まないことがある。

5 問題のある経理を担当していた事務局長と事務職員の進退が公にされていない。事務局長と事務職員の処遇は現在どうなっているのか?

6 内閣府への提出書類作成を依頼している税理士の選任の経緯と名前を全国里親会は公表していない。だれがどのように税理士を選んだのか?

7 全国里親会は、目的外利用が疑われている研究補助金を返還するか否かについて、公にしていない。全国里親会の主張では、厚生労働省が研究補助金の目的外使用を許可したとされているが、当ブログは、業務に関係のない人間の人件費1人分が賄われる補助金の存在を一度も聞いたことがない。

 納税者は税金の使い道について意見する権利を有するし、公益財団法人である全国里親会は税金が優遇される分、納税者に対して、勧告までの経緯や勧告の実施状況を説明する義務がある。

 一度は閉鎖した当ブログだが、同じく勧告を受けたいくつかの公益法人に比べ、勧告から数か月を経ても国民に分かるような手段で改善の進捗状況が知らされていない。全国里親会の国民への誠実さを欠いた対応を指摘するとともに公益情報の提供を兼ねて、再開することにした。

 次回のブログ更新からは、今までのいきさつを簡単に振り返り、過去に内閣府勧告を受けた8つの公益法人の勧告後の対応、過去に目的外利用のあった研究補助金の返還例について調べ、書いていく。

 

ブログ運営について

 当ブログの趣旨は里親と子供達のために全国里親会が公益法人として当然の運営ができるのか、納税者として調べ意見し、微力ながら社会の役に立つことである。以前と同じく、公共機関に問い合わせた情報やすでに公になっている情報を元に、ブログ運営する。

 当ブログは法律を順守しており、違法な手段で情報を入手したり、個人情報を曝したり、誹謗中傷するものではない。

 以前、当ブログに対して、匿名の書き込みは信用できない旨の批判があったが、すべてのネット上の書き込みがそうだとはいえない。物事を批判的に考えることができない思考停止に陥っている人間や、インターネット上には匿名がないことを知らない者の発言である。

 今後、ブログに非公開コメント欄を設けて、読者やマスコミが書き込めるように設定することも検討している(書き込まれたコメントは誹謗中傷でない限り公開しない)。コメントを書き込む方には事実と推測を分けて書くこと、情報源は自分なのか他人なのか意識して書くこと、全国里親会関係者への誹謗中傷は許されないこと等、倫理観を持つことをお願いする。

 当ブログは誹謗中傷に対して毅然として対応する。当ブログへの誹謗中傷は当ブログだけでなく、ツイッターフェイスブックなどで全て公開し、誹謗中傷を行った者のIPアドレスも公開し、しかるべき機関へ住所氏名の公開を求める。また全国里親会からクレーム等があった場合のやりとりも全公開する。法律を順守し意見する納税者の口を塞ぐ行為は許されない。

勧告書リンク

https://www.koeki-info.go.jp/other/pdf/280722_kankoku.pdf